

予防接種は漠然と「受けるべきもの」と分かっていても、「本当に必要なのかしら?」と思うママも多いもの。子どもが受けるべき予防接種について、三石知左子先生のお話を伺いました。
※この記事は2007年10月に発信されたものです。

子どもが受けるべき予防接種には、国が接種を勧める「定期接種」(原則無料)と希望した人が受ける「任意接種」(自己負担)があります。定期接種は自治体から通知が来るため接種時期を把握できますが、任意接種は子どもの月齢や流行の状況等を判断し、親が受けるかどうかを判断します。主な予防接種には以下のようなものがあります。
![]()
【定期接種】
| ワクチン (予防できる病気) |
通常接種が行われる 月齢・年齢 |
ワクチンの接種法 |
| BCG(結核) | 生後0〜6ヶ月 | 上腕部2ヶ所にスタンプします。(ツベルクリン反応検査は2005年4月から行われていません) |
| ポリオ (急性灰白髄炎) |
生後3〜18ヶ月初回接種から6週間以上あけ2回目を接種します。 | スポイトで飲ませます。 |
| DPT三種混合(ジフテリア、百日ぜき、破傷風) | 第1期:初回 生後3〜12ヶ月(3〜8週おきに3回接種)、追加:初回終了後1年〜1年半後 第2期:小学校6年生 |
上腕部に注射します。 |
| MR(はしか(麻疹)、風疹) | 第1期:1歳 第2期:5歳〜7歳未満で小学校就学前1年間 |
上腕部に注射します。 |
※日本脳炎は2005年より定期接種積極的勧奨の差し控えとなりました。
【任意接種】
| ワクチン (予防できる病気) |
標準年齢 | ワクチンの接種法 |
| インフルエンザ | 通常生後6ヶ月以降。初回注射から1〜4週間あけ、2回目を接種します。2回目の接種は12月中に終えます。 | 上腕部に注射します。 |
| おたふくかぜ | 1歳〜 | 上腕部に1回注射します。 |
| 水ぼうそう | 1歳〜 | 上腕部に1回注射します。 |

でも、これらの病気にかかった場合、どれだけ深刻な状況になるのか知っていますか? たとえば、「はしか」は高熱とせきが続いて伝染力も強く、流行したら園や学校が閉鎖になるケースも少なくありません。また、免疫力が低下している子が「水ぼうそう」に感染したら重症化してしまいます。副反応などのリスクが心配なら、ぜひ小児科医に相談して納得して接種を決めてください。安易に周りのうわさに惑わされないことが大切です。
冬になると流行するのが、「かぜ」と「インフルエンザ」。かぜの症状なら、たいてい熱は38度台くらいで治まり、鼻水・鼻づまり、せきなどの比較的軽い症状が数日〜1週間ほど続きます。また、体力があれば気管支炎や肺炎などの合併症を引き起こす心配は比較的少ないものです。
しかし、インフルエンザにかかると、急に38度から40度近い高熱から発症し、高熱が3〜4日続きます。全身がぐったりして、のどの痛みや筋肉痛・関節痛も強くなり、起きられないほど症状が強くなります。気管支炎、肺炎のみならず、脳炎の合併症のリスクも高まります。
したがって、インフルエンザは予防接種を毎年受けることが大切です。たいてい1月から流行しますので、年内に2回接種しておきましょう。初回の接種から1〜4週間の間隔をあけ、2回目を接種します。

最新のインフルエンザ予防接種の情報や、インフルエンザの流行の状況については、「国立感染症研究所 感染症情報センター」のホームページに掲載されていますので、毎冬ぜひチェックしておきましょう。
国立感染症研究所 感染症情報センター
| |1|2|3|4| | 予防接種いまどき事情>> |


